G7、生成AIの国際指針で一致。鈴木総務相らがオンライン会合で討議

G7、生成AIの国際指針で一致。鈴木総務相らがオンライン会合で討議


G7デジタル・技術相会合にて、生成AI(人工知能)に関する国際指針が合意された。このオンライン会合では、AIの利用者から開発者に至るまでを包含する幅広い対応策が議論された。この「広島AIプロセス」において、偽情報対策の推進や国際指針の採用が含まれる閣僚声明が発表された。

日本が2023年のG7議長国を務め、鈴木総務相が出席。生成AIの急速な普及を踏まえた初の国際合意として、包括的な取組みが定められた。この閣僚声明には、AI関連の全関係者を対象とする国際指針が明記されている。これには、AIのリスクへの認識強化や責任ある利用促進が含まれる。

また、国際的な議論を行う専門組織の東京事務所の新設や、偽情報対策技術の開発推進が盛り込まれた。情報源を特定する技術や電子透かし、発信者を特定する「オリジネーター・プロファイル(OP)」技術にも言及されている。

G7議長国は来年、イタリアに移る予定で、国際指針の履行と広範な支持獲得に向けた作業計画が議論された。この中で、開発者への具体的な責務を含む「行動規範」を支持する企業の公表も提案された。

鈴木総務相は、「自由と民主主義の価値を共有するG7が結束し、世界に解決策を提示できたことは大きな成果」とコメントしている。


生成AI国際指針の重要性と影響【解説インサイト】

G7による生成AIの国際指針合意は、デジタル時代の大きな節目となる。AI技術の急速な発展と普及に伴い、その利用に関する倫理的、法的枠組みの必要性が高まっていた。この合意は、AI技術の責任ある利用と発展を世界的に促進する基盤を提供する。

具体的には、偽情報の拡散防止や責任あるAI利用に焦点を当てている。これは、AIがもたらす潜在的リスクに対処し、透明性と説明責任を高めることを意図している。特に、情報発信源の特定技術の推進は、デジタルメディアの信頼性を高める上で重要なステップだ。

国際指針の合意は、各国が共通の枠組みの下でAI技術の開発と利用を行うことを促す。これにより、国際的な協力と技術標準の統一が進み、AI技術の健全な発展が期待される。また、企業や開発者に対する行動規範の設定は、業界全体の倫理基準を高める効果がある。

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