楽天とChatGPT開発のOpenAIとの協業を発表 – 最先端のAI技術を活用したサービス開発に共同で取り組む

楽天とChatGPT開発のOpenAIとの協業を発表 – 最先端のAI技術を活用したサービス開発に共同で取り組む

新たな協業がAIの世界に飛び込んできました。今回、楽天グループとOpenAIが、最先端のAI技術を活用したサービス開発に共同で取り組むために協業することを発表しました。

楽天グループは、日本を代表する総合インターネットサービス企業で、EC(電子商取引)サービス「楽天市場」をはじめ、フィンテック、デジタルコンテンツ、コミュニケーションなど多岐にわたるサービスを展開しています。また、企業活動を通じて蓄積された膨大なデータを保有しており、これを活用したビジネス展開にも力を入れています。

一方、OpenAIは米国を拠点とした非営利のAI研究機関で、AIが人類全体の利益になるように開発を行っています。OpenAIは、特に自然言語処理（NLP）の分野で進化を遂げたAIモデル、GPTシリーズで知られています。その中でも最新のモデルであるChatGPTは、人間と同様の対話能力を持つことで注目を集めています。

この協業により、楽天グループはOpenAIの持つ高度なAI技術と自社が保有する大量のデータを組み合わせ、新たなサービスの開発に取り組みます。楽天の三木谷浩史社長は、その目標として「国全体の効率を20%上げる」という大胆な宣言を行いました。

これは、AIが生活のあらゆる面で効率化と最適化をもたらし、生活全般やビジネスの様々な面での活動を改善するという意義深い挑戦です。これらのAI技術と大量のデータを活用すれば、例えば、ユーザーの購買傾向に基づくパーソナライズされたおすすめ情報の提供や、サプライチェーン最適化による物流改善など、数多くの可能性が見えてきます。

両社の協業は、人類全体の利益に貢献するAIの構築を目指すOpenAIの理念と、データ駆動型のビジネスを推進する楽天の戦略が見事に結びついた一例と言えるでしょう。これからの開発状況には大いに注目です。